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column

【su+と住まい】南浦和プロジェクト

2018.06.15/column

単身者向け分譲マンション「リビオレゾン南浦和」(新日鉄興和不動産様)にて、本当の自分らしさを知り、自分らしく空間をカスタマイズできるデザイン企画「su+U(スプラスユー)」をご提供しました。こちらは前回ブログ「+Uプロジェクト」での試みが形になったものです。

su+が用意したのは、「デザインのプラットフォーム」

あなたの大切な時を過ごす空間に、もっとカスタマイズする楽しさを!su+が用意するデザインのプラットフォームに、U(ユー)=あなたの個性を加えて、あなたらしいライフスタイルを知り、実現できるサービスです。

「自分らしさの表現」をテーマにサービスを提供されている下記の2つのサービスとコラボレーションし、一人暮らしだからこそ思いきり自分らしく楽しめる空間づくりを目指しています。

シンデレラプランニング「88診断」

7万人の統計データを元に開発された科学的なメソッドで、すべての人を22通りのテイスト傾向×4通りのカラー傾向(=全88通り)に分類し、その人の本質やその魅力を引き出すデザインをアドバイスしてくれます。

●素材・色・柄サイズ等のカスタマイズも可能な壁紙ブランド「WhO

壁紙ブランド「WhO」は、素材・色・柄サイズ等のカスタマイズができるサービス。88診断士のアドバイスのもと豊富なデザインストックの中から壁紙を選定し、LDK、寝室、「ユトリエ」と呼ばれるの空間を自分らしく演出できます。

また、壁紙とお揃いのスツールや、クッション、ファブリックパネルをオーダーメイドで作れるサービスも、su+がコーディネートしています。(製作協力:HappyFabric

 

88診断」に基づいた4つのテイストを表現したモデルルームのご紹介

Taste A|ナチュラル

本物件のキービジュアルを制作された佐々木愛さんの作品を用いて、寝室の壁紙、クッション、ファブリックパネルを制作しました。

Taste B|エレガントモダン

LDKでは、インテリアに合わせて柄のサイズ・色味を調整した壁紙をご用意。また、寝室の壁紙とお揃いのファブリックパネルを飾っています。ユトリエ(2畳ほどのプラスα空間:衣装部屋として使用)の壁紙と同じ柄で作ったクッションを寝室にセットし、家全体に統一感と遊び心を持たせています。

ユトリエ| プラスαの空間

「ユトリエ」とは、住まう方の自由な発想で使いこなして欲しい、2畳ほどのプラスαの空間。88診断による3つのテイスト「エレガントモダン」「トラディショナル」「ソフトカジュアル」のモデルルームをご用意しています。限られた空間だからこそ、大胆な色・柄の壁紙に挑戦!単なる「物置」ではない、新しい自分との出会いを楽しめる空間に仕上がりました。

「su+U」企画以外のインテリアコーディネートはセキスイデザインワークス様がご担当されました

物件キービジュアル

アーティストの佐々木愛さんにお願いして制作した物件キービジュアルでは、緑豊かで明るい光の差し込む立地、集まって住むことの楽しさを表現しています。こちらのデザインを使った壁紙やクッション等も、本物件限定でお求めいただくことができます。

最寄りの京浜東北線「南浦和」駅からは、「大宮」駅まで11分、「新宿」駅まで25分、「品川」駅へ34分と好アクセス。単身者向けマンションご購入を検討されている方は是非、現地モデルルームのご見学にお越し下さい。

物件の詳細・お問合せはこちら|「リビオレゾン南浦和」公式ホームページ

https://www.nskre.jp/minamiurawa/

(物件ポイント)・南向き、1LDK中心のマンション ・「南浦和」駅徒歩7分 ・JR京浜東北線、武蔵野線の2路線利用可能 ・住居専用地域に誕生 ・充実のセキュリティシステム

(su+谷口)

【su+と住まい】+U プロジェクト始動!

2018.06.01/column

(はじめに)コーポラティブハウスのリーディングカンパニーとして

実は日本のコーポラティブハウスのリーディングカンパニーとして知られるUDS。下の写真はUDSがかつてコーディネートを手がけた、とあるコーポラティブハウスの外観です。集合住宅でありながら、一戸一戸が住まい手のニーズやライフスタイルに合わせて自由設計されたその外観には、住民一人一人がそれぞれの個性に沿った暮らしを、そして人生を豊かに楽しむ様子が映し出されています。

コーポラティブハウスとは、入居希望者が集まり組合を結成し、その組合が事業主となって、土地取得から設計者や建設業者の手配まで、建設行為の全てを行う集合住宅のこと

su+(スプラス)|「素材」の魅力を引き出すアイディアをプラス

そんなUDSから2017年に新たに誕生したプロダクトブランドがsu+(スプラス)。建材、家具、雑貨やアートまでを扱い、「素材」そのものが持つ個性や魅力を引き出し、際立たせるためのデザインやアイディアをプラスすることで空間に見たことのないワクワクを提供しています。

その活動は、沖縄などその地域の素材(土、植物、布など)を使った、ホテルの内装やショップ商品のプロデュースから始まりました。それは「旅人にとっての非日常」=「地域の日常」をどうリンクし演出するか?ということに加えて、ショップで販売する雑貨まで独自に手がけることで、旅人の「日常」にまで入り込んでいくというアプローチです。

su+がアート・ショップ等のプロデュースを手がけた沖縄県宮古島のHOTEL LOCUSより

住宅において一番の素材は「人」

そんなふうにして、ホテルを主舞台に、人々の日常と非日常を行ったり来たりしながら考えている中で、全ての人の「日常」の器となる「住まい」のあり方にも、ずっと興味が惹かれていました。素材にこだわるsu+が「住宅」を考える時、向き合うべき一番の素材はなんだろう?・・・

辿りついた答えは、そこに住む「人」そのもの。では、su+が手がける領域(建材、家具、雑貨、アート等、建築以外のインテリアに近い部分)において、そこに住む人の個性を引き立て、輝かせるために、どんなアプローチができるだろう?

そんな時に出会ったのが、時代に合わせてユーザーニーズをとらえ分譲マンションを供給し続けてきた新日鉄興和不動産様が、シングルライフの新しい価値観を研究する「+ONE LIFE LAB」でした。

+ONE LIFE LAB 銀座ギャラリー内モデルルーム

新日鉄興和不動産様|+ONE LIFE LABとは?

+ONE LIFE LAB」とは、単身世帯のライフスタイル、価値観、未来像をあらゆる視点から考察し発信、カタチにして提案する暮らしの研究所。社内外からメンバーが集い、変わりはじめた“シングルライフの新しい価値観”に、もっともっと寄り添うために、一人ひとりがさらに豊かでプラスな生活を実現できるための手法をデータリサーチ、それを実際に商品としてユーザーに提案されています。

コラボ企画:+U プロジェクト始動!

そんな「+ONE LIFE LAB」と「su+」が、互いの思いに共鳴する形でこのたびスタートさせたのが「+U プロジェクト」。“住まいにおけるカスタマイズの新しいスタンダード”を探求するプロジェクトです。su+から提供させて頂いたロゴデザインには、全ての人が、自分らしさとは何かを知り、それを気軽に表現できる自由で多様な未来を願う気持ちが込められています。

”自分らしくカスタマイズ”できるデザインのプラットフォームを

先日UDSにて行われたキックオフミーティングでは、住まいを自分らしくカスタマイズするための、デザインのプラットフォームを作れないか?というテーマで対談。

最近はレーザーカッターや3Dプリンタなどデジタル・ファブリケーションの台頭を受けて、ものづくりが変わってきています。大きさや色の変更などが簡単にできるようになり、小ロットでのものづくりがしやすくなってきました。

コーポラティブハウスは2年という長い時間をかけて作り上げていきますが、どのようにすればその考え方をもっと気軽に、分譲マンションという形態に取り入れられるか?そんな議論が交わされていきました。(→2社による対談の詳細はこちら

研究成果を「+ONE LIFE LAB 銀座ギャラリー」に展示

そしてこのたび、「+ONE LIFE LAB」の研究成果のひとつとして、新日鉄興和不動産様の銀座ギャラリーにてsu+の常設展示が実現しました。「自分らしさの表現」をテーマにサービスを提供されている2つのサービスとコラボレーションし、一人暮らしだからこそ思いきり自分らしく楽しめる空間づくりを提案しています。

コラボレーション先としてご紹介しているサービスの1つめは、シンデレラプランニングが提供する「88診断」というサービス。7万人の統計データを元に開発された科学的なメソッドで、すべての人を22通りのテイスト傾向×4通りのカラー傾向(=全88通り)に分類し、その人の本質やその魅力を引き出すデザインをアドバイスしてくれます。「自分らしい空間」を作ろうとする時に、まずは「本当の自分らしさってなんだろう?」と向き合い、知ることが大切との考えから、コラボレーションが実現しました。

2つめのサービスは、素材・色・柄サイズ等のカスタマイズも可能な壁紙ブランド「WhO」。上記の88診断士のアドバイスのもと、22テイストに分類された豊富なデザインストックの中から壁紙を選定し、空間を自分らしく演出できます。また、壁紙とお揃いのスツールや、クッションをオーダーメイドで作れるサービスを、su+がご提供しています。

そしてこの企画、単なる研究展示に止まらず、なんと実際の分譲マンションの物件で実現することに!こちらは別記事で詳しくご紹介させていただきます。

 

DIYイベントのお知らせ

そんな“自分らしさ”を暮らしにプラスするをテーマに、2018年6月24日(日)、自分好みのデザインの紙でカルトナージュを作れるDIYイベントを開催します。カルトナージュとは、厚紙で作った箱に紙などを貼り付けるヨーロッパの伝統的な手芸です。デスクや玄関に置いて、お菓子入れやキーボックスとして利用してみると、暮らしにもっと愛着が湧くでしょう。どなたも無料でご参加頂けますので、是非お気軽にご予約下さい!(詳細・ご予約はこちら

●日時 2018年6月24日(日)①10:30~・②13:30~(各回1時間半程度) ●参加費 無料 ●定員 各回8名 ●年齢 20歳以上 ●場所 +ONE LIFE LAB 銀座ギャラリー

 

銀座ギャラリーのご紹介・アクセス

ここ銀座ギャラリーには、理想の1LDKを形にしたコンセプトルームや、ゆったりとくつろげるライブラリーなどがあり、イベントやセミナーなど、大人のひとり暮らしを豊かにするさまざまな情報発信をされていく場所になります。是非お気軽にお立ち寄りくださいね!

(su+谷口)

【su+MOVIE】Eri Shimatsuka / MIYAKO Culture hunting

2018.04.27/column

テキスタイルデザイナー島塚絵里が、沖縄・宮古島のHOTEL LOCUSのために描き起こした図案のテーマは「宮古の民工芸」。ホテルの客室ラグ、クッション等のインテリアや、トートバッグ、手ぬぐい等の雑貨小物に展開されています。そのデザインの源泉となった宮古島の自然、歴史、文化を辿る動画ができました。

(撮影・編集 Naoki MIYASHITA/ Terminal81 Film

 

 


ヘルシンキ在住のテキスタイルデザイナー。13歳の夏にフィンランドにホームステイして以来、すっかりフィンランドの人や自然に魅了され、後に彼の地に舞い戻る。20代の頃の3年間を沖縄で過ごす。西表島の染色家との出会いがきっかけでテキスタイルデザインを志し、「沖縄は第二の故郷のよう」と話す。マリメッコなど国内外のテキスタイルブランドで活躍中。(HP|www.erishimatsuka.com

 

produced by su+(スプラス)
su+は2017年春にUDS内に発足したプロダクトチームです。その土地、地域に根ざした素材、文化、人にフォーカスして、ホテルの家具、備品、アート等のプロデュースを行っています。HOTEL LOCUSでは、ホテルのインテリアと関連した雑貨小物の開発も行い、ホテルのコンセプトショップや、原宿の直営店などで販売しています。ポップアップ展開、卸売などご相談ください。

東京都渋谷区神宮前1-19-19 1F  03-5413-3940 / contact@hello-suplus.jp
運営会社 UDS株式会社 www.uds-net.co.jp

(su+谷口)

「LOMA」Eri Shimatsuka Exhibition 2018に参加します

2018.04.27/column, news

島塚絵里さん個展にsu+が初出展

沖縄県・宮古島に今年オープンしたUDSのホテル、HOTEL LOCUSのテキスタイルデザインを担当された、フィンランド在住のテキスタイルデザイナー島塚絵里さんの個展に、su+も初参加させて頂きます。富山・和歌山・東京の巡回展とのことで、su+は北陸地方、近畿地方には初展開になります。

ツアーテーマは「LOMA

「LOMA」は、フィンランド語で「休暇」のこと。幸福度ランキング1位に輝くフィンランドでは1ヶ月の夏休みがとても大切。よく働き、よく休む。自分らしい時間を作り出すのが上手な人々です。北欧と沖縄、正反対の気候のようで、豊かな自然に向き合い、人間らしい時間が流れるその土地には何か共通点があるかも知れません。

20代の頃の3年間を沖縄で過ごし、西表島の染色家との出会いがきっかけでテキスタイルデザインを志した島塚さん。「沖縄は第二の故郷のよう」と話されます。小さい休暇を楽しみに、ぜひ会場に足をお運びください。

富山・和歌山・東京、各会場の情報は下記よりご確認ください。トークイベントやワークショップも開催されるそう。

(各会場のイベント情報、詳細レポートは追ってご案内します!)

su+からはクッションカバー、ラグマット、手ぬぐい、アロマミスト等を出品しています。

合わせてsu+ MOVIE 初公開!

テキスタイルデザイナー島塚絵里さんが、沖縄・宮古島のHOTEL LOCUSのために描き起こした図案のテーマは「宮古の民工芸」。ホテルの客室ラグ、クッション等のインテリアや、トートバッグ、手ぬぐい等の雑貨小物に展開されています。今回の個展開催に合わせて、そのデザインの源泉となった宮古島の自然、歴史、文化を辿る動画をネット初公開しています。是非ご覧ください。(撮影・編集 Naoki MIYASHITA/ Terminal81 Film)

富山会場は本日(4/27)から5/20まで!

撮れたて写真が届きました!島塚さんがデザインされる他2ブランドとご一緒に、素敵にレイアウト頂きました。富山近郊にお住まいの方、ぜひ会場のCHILLING STYLEまでお運びください。

(su+谷口)

【HOTEL LOCUS】耐熱性のオリジナル琉球グラス

2017.12.26/column

UDSが沖縄で手がける初めてのリゾートホテル「HOTEL LOCUS」(ホテルローカス)が、2018年1月22日、宮古島にグランドオープンします。 「LOCUS」とは、ラテン語で「LOCAL」の意味。宮古島を楽しむ様々なアクティビティや、地元のカルチャーとつながる、新しい形のリゾートホテルです。
www.hotellocus.com

全室オーシャンビュー、ビーチまで歩いて5分の好立地

レセプション横にはsu+が手がけるコンセプトショップが

今回は、HOTEL LOCUSのためにオリジナルで製作した琉球グラスについてご紹介させて頂きます。

そもそもこのグラスをオリジナルで作ろうとしたきっかけは、ホテルに併設するレストラン LOCUS TABLE で、沖縄の工芸の琉球グラスを使用したいという思いが強くあったためです。通常、ホテルやレストランで使うグラスは耐熱性で洗浄機が使える必要があるため、琉球グラスのような工芸品を採用することは難しいというのが現状。それならば、自分たちで作ってしまおうということに。

調べてみると名護市本部町の「やんばるガラス工芸館」で沖縄で、初の耐熱仕様のグラスを製作しているとのこと。さらに「熱いコーヒーを自分でつくった琉球ガラスで飲みたい」という思いから、10年かけて耐熱仕様のグラスを開発した山田徹さんが、偶然にもUDSの社員の叔父様ということが判明。そこから交渉はスムーズに進み、念願の耐熱性のオリジナル琉球グラスを作れることとなったのでした。

やんばるガラス工芸館。色・形など、納得がいくまで試作を重ね・・・

沖縄の伝統的な工芸品でありながら、耐熱仕様でモダン。今までに無い新しい琉球グラスを、納得がいくまで何度も試作を重ね、半年をかけて完成させました。HOTEL LOCUSから見える宮古島の美しい景色をそのまま取り込んだような、美しいブルーのグラデーション。併設するショップでも販売いたします。

宮古島の海や空の青さをグラデーションで表現。機能性も兼ね備えているので、お土産にもおすすめです。

(担当:su+菓子)

【HOTEL LOCUS】クバのようなホテルを目指して

2017.12.26/column

皆さんは、「クバ」という植物をご存知でしょうか。亜熱帯地域に自生している南国の植物です。沖縄では「クバ」、和名では「ビロウ」と呼ばれ、日本では静岡より南に見られる植物なので、どこかで見かけたことがあるかもしれません。

HOTEL LOCUSに植えられたクバの木。

沖縄では、手のひらの形に似ているクバの葉は神様の依り代と伝えられ、神事で用いられたり、御嶽(うたき。琉球の信仰における祭祀を行う場所)の神木となっているなど、神聖な植物と考えられています。その一方で、昔はおもちゃや日用品としても使われ、人々の生活に身近な存在だった側面も持っています。

su+が今回手がけた、HOTEL LOCUSのアートワークは、宮古島で人々に身近だったクバを、クバを中心に創作活動をされている作家の小川京子さんにお願いし、地元在住の方、ホテルスタッフとの共同作業で制作しました。

宮古島出身・在住のクバ作家小川京子さん。GAIA ART講演会より。

日頃は、立体のクバアートを手がけられている小川さん、今回はクバの葉をパネルに貼り付けるという平面のアートワークに挑戦していただきました。

今回の作品は、「座」からインスピレーションを受けたそうです。「座」というのは、小川さんのクバアートの原点であるとのこと。昔久高島にクバの生い茂った森があり、葉っぱがバサバサと落ちてクバのじゅうたんになったところに、よく小川さんは座ったり寝転んで過ごされたそうです。今ではクバが乱獲され、少なくなってしまった為、人が入れなくなってしまったというその森。小川さんがその森で体感したクバのじゅうたんのイメージが、今回の作品に込められています。

制作では、小川さんと懇意にされているご友人の方々、HOTEL LOCUSのフロントスタッフ、レストランスタッフ、設計メンバーが参加しました。アートワークを自分達の力で作り上げることを通して、メンバーに、ホテルへのより一層の愛着を持ってもらうような機会にしていきました。

まず、クバの葉をパネルの上に並べ、位置を確認。グルーガンという器具でクバをパネルに接着していきます。小川さんのご指導の後、メンバー自身の手でどんどん貼り付けていきました。

制作風景。スタッフの手で作り上げられています。

接着剤を熱して溶かし、葉っぱに塗りつけ、パネルに素早く貼り付けるという一見簡単そうな作業ですが、接着剤の熱さにやけどしてしまったり、葉っぱのよじれでうまくくっつかなかったり、格闘しながら制作していきました。

苦戦しながらも、みんな楽しんで作っていました。

ところどころ見られる、葉っぱの穂先が編み込まれている部分には、沖縄の工芸が植物を編んで作ってきたという原点に敬意を払い、作品が良いものになりますように、との小川さんの祈りが込められています。

他の作品でも行っているという、祈りを込めた編み込み。

一日目を終了し、アクセントとなる部分について、小川さんもチームメンバーも納得しきれていないところがあり、二日目は細かい部分の貼り込み作業と、アクセント部分のブラッシュアップを行いました。小川さんも気になってらっしゃったというアクセント部分は妥協せずに作りこんだおかげで、クバの葉の生き生きとした動きが見て取れる、最高の出来栄えになりました!

完成したクバアート。

小川さんの長年の勘で制作に必要な量を持ってきていただいた、たくさんのクバの葉はパネルの地が見えなくなるまで細かい部分にも貼り付け、最後には切れ端が数本残る程度。

たくさんあった材料もこれだけしか余らないくらい貼り込みました。

最後に、小川さんからスタッフへ、この作品に込めた思いをご説明いただきました。

昔の沖縄の方々にとって、神事で使われてきたクバの葉は、笠にする、かごにするなど身近な存在でもありました。次第に乱獲で数が少なくなり、今では地元の方でもクバの工芸品を日常で触れる機会が少なくなってしまったといいます。そこで小川さんはクバのメッセンジャーとなろうと決めたとのこと。加工が簡単だからこそ乱獲になりやすく、クバの森の再生を目指しながら慎重にクバ工芸品の普及を目指している小川さん。宮古の工芸を応援し、環境を守りながら島全体の魅力の発信を目指しているHOTEL LOCUSが倣っていくべき姿です。

HOTEL LOCUSでは、このアートパネル以外にも、エレベーターホールに小川さんの作品を展示しています。こちらは光を放って、パネルとはまた一味違う雰囲気です。

エレベーターホールのクバアート。

また、ホテル内のショップでも小川さんのアートを販売しています。石をクバの葉で包んだ、「いしき」という作品です。宮古島にお越しの際は、ぜひお手にとってご覧ください。

ショップでお取り扱いする「いしき」

クバを含むヤシ科の植物は、最も高い木になる、最も長い葉っぱを持つ、最も実がつく・・・という、「最も」を多数冠する植物だそうです。HOTEL LOCUSも、昔クバがそうであったように、皆さんにとって宮古島で最も身近で親しまれるホテルになっていくことを目指します。

クバのポーズで記念撮影。皆様のお越しをお待ちしております。

HOTEL LOCUS

https://www.hotellocus.com/

 

(担当:su+塚本)

【HOTEL LOCUS】②テキスタイル図案に込められた意味

2017.10.27/column

前編を読む(島塚絵里さんによるオリジナルテキスタイル)>

フィンランド在住のテキスタイルデザイナー、島塚絵里さんと対話を重ねて生み出された4つの図案。その背景にあるストーリーを、詳しくご紹介していきます。

①UMU


苧麻(ちょま)などの繊維を細く長く撚りあわせ糸にする作業を績む(うむ)と呼びます。
布になる前の糸、糸になる前の植物繊維をイメージした柄で、自然物に最初に人間の手が加わり、無から有が生み出されるその作業には、子々孫々に連綿とつづく人間の営みにも似た尊さがあるように思います。(「産む」「海」とも語源を同じくします)
ある宮古上布の織り手の方が、「糸を績んだ人の気持ちを考えると、織らずにはいられない」とおっしゃるのを聞くと、ものづくりとは人の手から人の手へのリレーなのだと、感じずにはいられません。

②AMU


宮古上布の柄の一つに「パザ」と呼ばれる網代編みのモチーフがあります。太古よりクバやアダンなどの植物を使い、生活用品を編んだことに起源を持つと推測される、宮古島を代表する柄をアレンジしました。

③KASURI-ICHIMATSU

④KASURI-SHIMA


あらかじめ文様にしたがって染め分けた糸を用いて織り上げた模様織物を絣(かすり)と言います。その技法は、インドで生まれてタイ・カンボジア・ベトナム・インドネシアなど東南アジア各地で発展し、14~15世紀に琉球へ伝わりました。その柄一つひとつに、土地の歴史と文化に根ざした意味と名前があります。

出典:織の海道 vol.04 かすり ~デザインの源流

「KASURI-ICHIMATSU」と「KASURI-SHIMA」この2つの柄では、宮古島の織物に頻繁に登場するモチーフを選び、その新しい魅力を伝えるべく大胆にレイアウトしています。
また、かつて宮古にあったハジチと呼ばれる刺青文化にも、これらのモチーフが単なる織物の柄以上に、深く生活に根ざした意味を持っていたことが伺えます。


是非、実際に宮古を訪れ、長くその土地に育まれた民芸・工芸に触れに来てください。
HOTEL LOCUSでは、「編む」ワークショップの開催なども予定しています。

どうぞお楽しみに!

(担当:su+谷口)

前編を読む(島塚絵里さんによるオリジナルテキスタイル)>

【HOTEL LOCUS】①島塚絵里さんによるオリジナルテキスタイル

2017.10.26/column

UDSが沖縄で手がける初めてのリゾートホテル「HOTEL LOCUS」(ホテルローカス)が、2018年1月22日、宮古島にグランドオープンします。 「LOCUS」とは、ラテン語で「LOCAL」の意味。宮古島を楽しむ様々なアクティビティや、地元のカルチャーとつながる、新しい形のリゾートホテルです。
www.hotellocus.com

全室オーシャンビュー、ビーチまで歩いて5分の好立地

レセプション横にはsu+が手がけるコンセプトショップが

su+が手がけるのは、客室やレストランの備品や、コンセプトショップのプロデュース。中でも特にご注目いただきたいのが、HOTEL LOCUSのために一から図案を起こしたオリジナルテキスタイルシリーズです。

デザイナーに迎えたのは、フィンランドを拠点に、マリメッコを始めとする世界のテキスタイルブランドで活躍される島塚絵里さん。

実は島塚さん、20代の頃に西表島の染織家の工房で研修され、染色のいろはを体験されたそう。沖縄は第二の故郷のよう、とおっしゃる島塚さんですが、沖縄でテキスタイルデザインの仕事をされるのも、ホテル空間とのコラボレーションも、初めてのご経験だそう。

遠く離れたフィンランドの地とskypeを通じてsu+メンバーと何度も対話を重ね、お互いのイメージを擦り合わせて行きました。「宮古の循環する水」「宮古上布を始めとする絣(かすり)織のモチーフ」の2つの方向を軸に出して頂いたたくさんのイメージ図案の中から、最終的に4案が選ばれ、ブラッシュアップされました。

テーマは「宮古の民・工芸」。

そして、卓越したカラーセンスをお持ちの島塚さんが選んだキーカラーは、琉球藍を思い起こさせる深いネイビーと、宮古の海を連想する鮮やかなターコイズ。(余談ですが、島塚さんフィンランド人の旦那様は建築家、1歳になる娘さんの名前には「藍」の字が入っていて、素敵なご縁を感じました!)

ホテルオープン前ですが、特別にデザイン公開させていただきます。

歴史と気候が育んだ沖縄らしさと、広く世界に通じるモダンさを併せ持った素敵な図案に仕上がりました!

これらのデザインは、クッションやラグ等のインテリアや、バッグやポーチ、ノート等の雑貨に展開させていただく予定です。ホテル滞在中、空間体験を通じてお楽しみいただくのはもちろん、お土産品としてショップでご購入いただき、いつでも宮古の空気を手元に感じていただくことができます。

詳しい商品のご紹介はまたの別の記事にて・・・

1月22日のホテルオープンに先駆けて、年始よりsu+原宿ショップにて販売を開始予定です。また春先よりポップアップ展開なども企画しておりますので、どうぞお楽しみに!

 

(担当:su+谷口)

後編に続く(図案に込められた意味)>